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城北法律事務所 ニュース No.59(2009.1.1) | 城北法律事務所

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城北法律事務所 ニュース No.59(2009.1.1)

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控訴審へ 加賀保育園裁判

弁護士 大八木葉子

 板橋区立加賀保育園民営化にかかる住民訴訟では、元保護者の証人尋問、当時の保育課長の証人尋問を経て、昨年9月5日に判決言渡がなされました。
東京地方裁判所は、判決で、民営化により保育を受ける権利が侵害されたことや本件の本質をまったく考慮することなく違法性の基準につき最高裁判決の基準をそのまま適用した上で、土地の無償貸与と建物の無償譲渡、民営化準備経費と補助金の各支出のいずれも違法とはいえないと判断し、請求を棄却しました。
しかし、裁判所は、保育を受ける権利を侵害していることも考慮すべきです。また、私達は、本件の本質は、行政の長が保育園の民営化政策を積極的に推し進め、議案を提出し、その議案が区議会において長の意図に沿って議決され、その議決に基づいて長の財務会計行為が行われるという一連の流れの中で各行為が行われたことにあると考えています。
そこで、上記判決について、控訴し、1月26日に口頭弁論期日が予定されています。
引き続きご支援よろしくお願いします。


薬害イレッサ訴訟 ~いよいよ決戦の年へ

弁護士 阿部哲二

2004年に始まった薬害イレッサ東日本訴訟は、これまでに6人の医師証人の尋問を終え、今年は春すぎより原告本人尋問に入る予定です。これが終われば、いよいよ裁判は結審へ向かいます。
この4年間の裁判で、世界で最初に日本で肺がん用抗がん剤として承認されたイレッサについては、がん患者の生命を延ばす効果が日本人について確認できないことがハッキリしました。一方、安全性については、2002年の承認から6年間で、少なくとも734人もの副作用死を出していることが報告され、重大な問題があることが明らかとなりました。アメリカでは、日本に遅れて1年後にイレッサが承認されたものの、効果が確認できず害作用が大きいかもしれないと、新規患者への投与が禁止されています。
日本でも効く人がいるかもしれないという期待だけでこれを市場に置き続けるのではなく、もう一度、キチンとした試験をやり直すべきです。そして、多くの被害を生み出したアストラゼネカ社と国は、責任を認めて謝罪し償いをすべきです。
私たちは、抗がん剤による副作用死補償制度の創設をめざすなど、今年を薬害イレッサ全面解決に向けての決戦の年と位置づけています。ぜひとも、ご支援のほどお願いいたします。


肝炎対策基本法の早期成立を!
~薬害肝炎訴訟はまだ終わりじゃない

弁護士 岡村香里

薬害C型肝炎訴訟は、昨年1月に国との基本合意が成立し、新たな段階を迎えました。
B型肝炎、C型肝炎の患者は、全国に350万人以上いると推定されています。多くの患者は、集団予防接種や輸血、血液製剤投与などの医療行為で感染しました。国の感染症対策、薬事政策、血液事業などの誤りによって感染したにもかかわらず、肝炎患者は国から何らの支援も受けられずに放置されてきたのです。
平成20年度から単年度の予算措置による「肝炎総合対策」が始まりましたが、いつ打ち切られるかわかりません。また、都道府県によって施策に差が生じています。 全国の肝炎患者に適切な支援をするためには、「肝炎対策基本法(肝炎患者支援法)」を制定し、全国的な肝炎治療体制の整備や医療費助成などの支援を行なうことが必要なのです。
私たち弁護団・原告団は、2009年通常国会での「肝炎対策基本法(肝炎患者支援法)」の制定を目指しています。すべての肝炎患者が安心して暮らせる体制ができるまで、薬害C型肝炎訴訟は終わりません。
引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。


日本の精神医療について

弁護士 武田志穂

精神科などでの治療の問題について相談を受けることがあります。多くは過剰投薬が原因で、意識を失ってしまった、下半身に麻痺がでた、治療を受ける前より状態が悪くなってしまったなどさまざまです。ですが、日本では多くの精神科医が多量の薬を投与して治療を行なっているため、なかなか投薬の行き過ぎを理由として医療機関の責任を追及することは困難な現状にあります。
一方、昨年のGWのころの話になりますが、私の弟がアメリカで音楽療法士(精神疾患の患者を音楽を通じて治療する資格です)をしており、弟が働いている病院を見学する機会がありました。もちろん投薬による治療も受けているのでしょうが、みんなで絵を描いてみたり、みんなで自由に楽器を手に取って合奏して遊んでみたり(弟の行なっているセラピー方法で、私も参加して楽しませてもらいました)と、とても開放的で楽しい雰囲気でした。
日本からそのようなセラピー法を学ぶために留学している学生さんもいらっしゃいました。
日本の精神医療が薬剤偏重からそのような投薬以外のセラピー法による治療へとシフトしていくことを願っています。


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