城北法律事務所 ニュース No.78(2018.8.1)

暑中お見舞い申し上げます 2018年 盛夏

大山 勇一

スピルバーグ監督映画「ペンタゴン・ペーパーズ」は、ベトナム戦争をめぐる「権力vsメディア」の対決を描いた傑作。私は、その映画に登場する元国防総省職員ダニエル・エルズバーグ氏(86歳)の米国の自宅を訪問し、2日間インタビューを行いました。1971年、7000ページの国防総省の機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」を持ち出し、組織ぐるみの闇を暴き、ベトナム戦争終結の決定打とした激闘話は、岩波書店から『国家機密と良心~私はなぜペンタゴンペーパーズを暴露したのか』として出版されます。お楽しみに。

工藤 裕之

荒川自転車道
荒川の自転車道のうち、埼玉県の朝霞水門、和光市辺りから右岸を走り、堀切橋(右詰は足立区)まではよく整備されていて、平坦なのでお勧めです。対岸には小菅の東京拘置所も大きく見えます。堀切橋から荒川を離れ、汐入公園から隅田川の右岸に入ると、高台の土手からの景色がよく、前方の対岸にはスカイツリーがよく見えます。しばらく走り、白髭橋を渡って左岸に行くと、向島百花園もすぐそこです。自転車であちこち走ってみると、東京も意外に狭いことが分かりますよ。

湯山 花苗

昨年は、妊娠出産を経験しました。順調に思われた妊娠も、最後は緊急入院。予定日過ぎても陣痛はなく、誘発剤を打っても音沙汰なし。かと思えば、いきなりの自然陣痛に加えて誘発剤による陣痛で、おさまることなく痛みの連続。25時間の悶絶の中、やっと出てきてくれました。子育て中のいま、なにごとも、予定どおりにはいかない...仕方ないです。仕事との両立は大変だけれども、充実した毎日を送っています。

大八木葉子

4月に東京弁護士会の監事に就任しました。会社の監査役のような役職で、任期は1年です。出席すべき会議等は結構ありますが、弁護士会や多くの弁護士会員に少しでもお役に立てるように務めていきたいと思っております。また、3月の引継ぎ以降、いろいろと学ぶことが多い日々を過ごしており、私自身も成長したいと思っております。

小沢 年樹

書籍紹介-『柄谷行人書評集』(読書人)
「稀代の読み手」とされる柄谷行人氏(哲学者)による2005年以降の朝日新聞書評欄をはじめ、60年代末からの文芸批評、諸作家の全集・文庫等の解説を網羅した書評集。
コンパクトな記述に満載された柄谷氏の該博な知識と鋭い論理に驚かされ、同氏自身の長きに及ぶ思想・理論の展開と到達点を体感できる、哲学・歴史・政治・経済・文学・科学にわたる最適な知のガイドブックである。

種田 和敏

早いもので、弁護士になって7年目になりました。いろいろなご縁で、不動産(特に借地借家)や労働問題(主に労働者側)を中心に、相続や離婚、売掛代金回収、損害賠償金など幅広い分野で、皆様にご依頼をいただいております。また、憲法改正が議論されていますが、各地からお声がけをいただき、憲法の講演もさせていただいております。今後とも、皆様のお役に立てるよう、人権と平和を守るため、日々研鑽に励んでいく所存です。

平松真二郎

オリンピックと万博と。
私は1973年生まれ、東京五輪も大阪万博も札幌五輪も歴史上のできごとのはずでした。2020年夏季五輪が東京で開催されることが決まり、現在、2025年万国博の大阪招致、2026年冬季五輪の札幌招致が進められています。1960年代の「高度成長の夢よもう一度」なのでしょうが、少子高齢化、人口減が始まった日本で、開発型の大型イベントが本当に国民に幸福をもたらすのか、一部の者だけが恩恵を受けるだけになるのではないかを危惧しています。

結城  祐

妻と旅行に行き、現地の美味しいものを食べたり、有名スポットに行ったりするのが趣味です。今年はオーストラリアに行く予定です。特に目玉は、来年から登れなくなってしまう、ウルル(エアーズロック)を登りきることです。しかしながら、一つ問題が。ウルルは、落下の危険性もあるほどの岩道ということで、祖谷のかずら橋(徳島の吊り橋)を渡り始めて5歩ほどで諦めた高所恐怖症(極度)の私に果たして登りきれるのか。