城北法律事務所 ニュース No.82(2020.8.1) 創立55周年記念号


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弁護士紹介(6)

2014年 入所 

湯山 花苗 ゆやま かなえ

55周年を迎えて 

弁護士になって6年目、私は今年で35歳。結婚・出産・親の他界をも経験し、そのような年歳になったのだと思っていたら、城北法律事務所はさらに20歳も先輩でした。企業存続率が30年以上で0.02%と言われる時代、そして弁護士事務所が増えている時代に、今もなお事務所設立理念に基づく活動を続けているのだから、当事務所ながら「かっこいい」と思うわけです。SUITS/スーツ(海外ドラマ)のような豪華なローファームではないけれど、弁護士も事務局も矜持をもち日々活躍している姿が見える事務所である点は同じ。だからこれからも存続するのだと思っています。

現在、B型肝炎訴訟が大詰めを迎えています。私の役割は、「除斥」により原告の請求が認められないとする国の主張を反駁すること。民法が改正され、除斥解釈は改められたにもかかわらず、国も裁判所も過去の判例に従っているため、この除斥論が被害者を苦しめ続けています。

今年は勝負の年。画期的な判断がくだされるよう頑張ります。

「自筆証書遺言書保管制度がはじまりました!」

自筆証書遺言は、自宅で保管されることも多く、紛失のおそれや、相続人に破棄されるおそれ等の問題があります。このようなトラブルの発生を防止し、自筆証書遺言を利用しやすくするために、法務局で自筆証書遺言を保管する制度が作られました。2020年7月10日から開始しています。

この制度の下では、家庭裁判所による検認の手続きが不要です。また、存在するはずの遺言書がなくなったなどのトラブルを回避でき、『終活』の一つとして注目されています。

公正証書遺言との違いや、現在の自筆証書遺言と比較したメリット・デメリットについて、ご関心のある方は、是非ご相談ください。


2015年 入所

結城 祐 ゆうき たすく

with コロナ

私が入所した時に50周年を迎えましたが、時が経つのは早いもので、あっという間に5年が経過し55周年を迎える運びとなりました。この5年間、思い返せば、クライアントの皆様、職場、家族に支えられてきたと感じます。これからも少しでも皆様のお役に立てるよう精進してまいりたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。さて、今年上半期は、コロナの蔓延により行動が大きく制限され、大変不自由な思いをされたことと思います。私はというと、家で書面作成をしたり、民法改正の勉強をしたり、買い溜めていたミステリー小説を読み進めたりしていたので、思いの外苦痛ではありませんでした。また、家族とゆっくりと過ごすことができたため、娘がずりバイからハイハイに移行したり、左手でフォークを使えるようになったりする瞬間を目撃することができました。目に見えない恐怖に怯えながらも、あらためて穏やかな日常に感謝する自粛期間となりました。