城北法律事務所 ニュース No.82(2020.8.1) 創立55周年記念号


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弁護士紹介(5)

2011年 入所

田村 優介 たむら ゆうすけ

あっという間の9年

事務所55周年の節目。私は2011年1月入所ですので、もう9年ということになります。あっというまの9年でした。コロナ禍で、これまでにおよそ経験したことのないような事態になっていますが、様々な工夫・知恵を出し合い、みなで乗り切っていきたいと思っています。弁護士登録すぐから取り組んでいる「弁護士カフェ」のような企画も、オンラインで行うことを模索しています。今回初めて気づかされたのは、もともとコロナ以前から外に出かけていくことなどに障がいや病気等で様々な事情で制約があった人が、オンラインで仕事ができたり、文化を楽しめることを渇望していたのに、社会がちっとも対応していなかったこと、それが、コロナで「一般」の人が外出を制約されて、一気にオンライン会議などが広まったというある意味皮肉な展開です。自分も、これまでそのようなことをしっかり考えてはいなかったと反省しました。これからも、視野を広く、しっかりと考えることを心がけたいと改めて思っています。


2012年 入所

種田 和敏 たねだ かずとし

弁護士になって9年目になりました。

この間、おかげさまで、いろいろなご縁に恵まれ、相続や離婚など、皆さんの身近に起こる法律問題を中心に、地域の中小企業の顧問なども担当させていただいております。

また、憲法9条と平和を守る運動にも取り組み、陸上自衛隊のレンジャー市街地行軍訓練の反対から始まり、基地のお祭りで市民に銃を触らせていることについて防衛大臣を銃刀法違反で刑事告発したり、都立高校の生徒を自衛隊の基地内で宿泊訓練させることにも反対してきました。こういう活動は、今後も続けていきたいと思います。

さらに、日本労働弁護団で無料電話相談を担当するなど、労働者の権利を擁護する活動や、借地借家人組合の顧問やブラック地主家主対策弁護団の一員として、賃借人の居住権を守る運動にも力を入れています。労働事件と借地借家事件については、いわゆる得意分野として、専門性を高めるべく、日々研さんに励んでいます。

あと30年くらいは頑張ろうと思います。これからもどうぞよろしくお願いします。


2014年 入所

野口 景子 のぐち けいこ

声をあげて変えていく

つい先日、50周年を迎えたと思ったらもう55周年。あっという間の5年でした。

この5年間、SNSを通じて社会を変える大きなうねりを感じてきました。性犯罪やセクハラの被害を告発し、被害撲滅を訴えるMeToo運動はその筆頭です。女性だけにヒールの着用を強要する風潮にNOを突き付けたKuToo運動は、女性キャビンアテンダントに高さ3センチ以上のヒールの着用を求めていた大手航空会社の規則の見直しに繋がりました。最近では、新型コロナウイルスの影響で外出自粛が求められる中、検察庁法改正に反対する多くの声がSNS上で寄せられ、改正の見送りを実現しました。

ほんの10年前までは「仕方ないこと」「よくあること」と見過ごされていた問題が、10年前では予想もしなかったような方法で解決の一歩を踏み出していく。そんな光景に、目の覚めるような思いがすることもあります。私たち城北法律事務所も、よりよい社会を求める人々と力を合わせ、共に歩みを進めていければと考えています。